成人式は、人生の節目として多くの人が一度だけ参加を許される行事。しかし近年、成人式の参加率は低下しており、「行くべきか行かないべきか」と悩む人が増えています。この記事では、成人式(2025年は1月13日月曜日)に行くことのメリット・デメリットを掘り下げるとともに、最近の成人式にまつわる問題や若者の意識を調査し、データを基に考えます。

成人式に行きたい理由
- 人生の節目を祝う機会
成人式は、20歳(18歳)という人生の節目を祝う場です。自分が大人になったことを実感し、家族や友人とその喜びを共有できる貴重な機会といえます。「新たな目標を立てるきっかけになった」「周りの人達に刺激を受けた」という声も多く、人生におけるモチベーションを再確認する場としても有意義です。 - やっぱり地元が最高だ
特に地方出身者にとっては、地元の友人と久しぶりに会えるチャンスです。地元の中学校や高校を卒業して離れた場所で暮らす人にとって、成人式は旧友との再会の場になることが多く、思い出話や近況報告で盛り上がります。 - 将来のパートナーと出会うかも
成人式は出会いの場としても機能します。高校時代の恩師との再会や旧友との再会。そこから旧交を温め、果てには結婚に至るというケースも多数あります。私の周りでも、成人式(や同窓会)での再会がきっかけで付き合い始めたという友人は数人いました。 - 写真や思い出が「形」に残る
振袖や袴を着て、プロのカメラマンによる記念撮影をするのも成人式の醍醐味の一つです。特に女性にとっては、晴れ姿を親に見せることができる大切な場であり、一生の思い出となります。
成人式に行きたくない理由
- 費用がばかにならない
成人式に参加するための費用は高額です。振袖のレンタル代や購入費、着付けやヘアメイク、写真撮影、会場までの交通費など、トータルで数十万円かけるケースもあります。お金に余裕がない…という人はためらってしまうのも当然ですよね - 時間の無駄
成人式は多くの場合、半日から丸一日が拘束されます。その時間を別の活動に充てたいという声もあります。特に今どきの若者が、ゲームをしていたり、Vtuberの配信見ているほうが時間の使い方として楽しいと感じるのは考え方として当然ありでしょう。 - そもそも友達がいない、人間関係が面倒くさい
「久々に友人とあうのは気まずい」「特に仲の良い友人がいない」という理由で成人式を避ける人もいます。特に都市部では、地元を離れて中高を通っていたなど、成人式で知り合いが少ないと感じるケースも珍しくありません。
最近の成人式を取り巻く問題
- 参加率の低下
近年の調査によると、成人式の参加率は低下傾向にあります。例えば、東京都のある区では参加率が60%を下回った年もあり、全国的にも参加率の低下が指摘されています。 - コロナ禍による影響
コロナ禍では成人式がオンライン開催や中止になった地域も多く、直接参加へのモチベーションが低下しました。その結果、「成人式に行かない」という選択肢を取る人が増え、行事としての重要性が薄れたとの指摘もあります。
成人式にかかる費用の現実(男女別)
成人式は費用がかかるイベントとしても知られています。
女性の場合
- 振袖レンタル費用: 平均15万–30万円
- ヘアメイク・着付け: 2万–5万円
- 写真撮影: 3万–10万円
男性の場合
- 袴やスーツのレンタル費用: 平均3万–10万円
- ヘアセット: 5千円–1万円
- 写真撮影: 2万–5万円
親がお金を出してくれるという恵まれた人ならともかく、自分のポケットマネーからとなったらためらってしまうのも当然の金額です。
データで見る成人式の現状
- 全国の成人式参加率: 約65%(一部地域では45%以下)
- 費用に関する意識調査:
- 「費用が高い」と感じる若者: 約80%
- 「費用が原因で参加を迷ったことがある」: 約60%
- 地域ごとの違い:
- 都市部での参加率は地方より低い。
- 地方では友人や家族との繋がりを重視する傾向が強い。
結論
成人式は、個々の価値観や状況に応じて賛否が分かれる行事です。一方で、人生の節目として意義のある行事であることも間違いありません。参加する・しないに関わらず、自分にとって最適な選択をすることが重要です。行くメリット・行かないメリットを比較し、後悔のない決断をする参考にしていただければと思います。
成人式に行く予定の方は、どのような理由で参加を決めましたか?また、すでに成人式を経験した方は、参加して良かったと感じましたか?それとも行かなかったことに後悔はありませんか?
ぜひ、あなた自身の意見や感想を考えてみてください。
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