B’z あいみょん etc…パクリ、オマージュ、リスペクトの境界線とは?

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「これってどこかで聞いたことがあるぞ?」音楽を聴いていて、そんなデジャヴを感じたことはありませんか?日本を代表する歌手や世界的なアーティストでも、その曲が「パクリ」なのか「オマージュ」なのかを巡ってネット上で議論されることは珍しくありません。中には「コード進行なんて似ていて当たり前」という擁護派と、「いや、このレベルはアウトだろう」と断罪する派で、火花を散らすケースも。

特に一度聴いたら「似すぎだろう(笑)」と感じるケースは、リスナーの直感に訴えるため話題になりやすいものです。本記事では、そんな音楽の「似ている」を巡る境界線について、具体例を交えながら紐解いていきます。

➀ パクリではない!明確なリメイクのケース 郷ひろみ 西城秀樹

まずは、パクリとは一線を画する「リメイク」の事例から。

分かりやすい例としては、郷ひろみさんの「ゴールドフィンガー99」や西城秀樹さんの「ヤングマン(Y.M.C.A.)」です。これらは、原曲のライセンスを正式に取得し、日本語の歌詞を加えたカバー曲。リスナーの中には「似ている」というより「そのもの」と感じる人もいるかもしれませんが、これらはリスペクトに基づく合法的な作品です。
「ゴールドフィンガー99」はリッキー・マーティンの「Livin’ La Vida Loca」を原曲としており、当時の日本のリスナーに海外のヒット曲を届ける役割を果たし、リメイクとしても大ヒットを記録しました。

② 「作風が似ている」「影響を受けた」というケース

次に、「作風が似ている」や「影響を受けた」というケースを見てみましょう。

MISIAの「Everything」

アデルの影響を受けたと言われるMISIAの代表曲。この場合、全体の雰囲気や作風に共通点はありますが、「一度聴いただけで同じ曲だ」と思わせる要素はありません。

米津玄師の「ピースサイン」

ヒーロー音楽の伝統に対するリスペクトが感じられる一曲。過去のヒーローソングの影響を受けたと公言しており、またそれを彷彿とさせるアレンジですが、独自の米津さんらしさを提供しています。

他のリスペクトの例
  • 海外だとレディー・ガガの「Born This Way」とマドンナの「Express Yourself」などはよくとり挙げられますね。

これらの作品は、「元ネタ」の世界観をリスペクトしつつ、自分の世界観に落とし込んでいるので、パクリとは全く異なります。

③ 一度聴いたらおそらくほとんどの人が「似てる!」と感じるケース

本記事のメインテーマはここです。特に音楽において「ほぼ同じ音じゃないか?」と思わせる楽曲を見ていきます。

あいみょんの「マリーゴールド」とゲーム「メダロット2」BGM

とりわけ分かりやすいのはサビの部分でしょうか。ピアノ系YouTuberで物申す系YouTuberのゆゆうたさんが「アウト!」と叫んでましたね。確かに直感的に似ていると感じる要素が多いのです。コード進行や歌い出しの印象が重なり、多くのリスナーが「似ている」と直感的に感じています。あいみょんさん昔メダロット2をプレイしてこの音楽が記憶に残っていたのでしょうか。

B’zの「BAD COMMUNICATION」とレッドツェペリンの「Trampled Under Foot」

松本孝弘さん自身、洋楽に多大な影響を受けたと語っておられます。私自身は初めて聞いたときは、まったく同じだと思ってしましました。イントロの部分が一番わかりやすいと思います。

こうした楽曲は無数にあり、「一瞬でわかるほど似ている」ため、リスナーの間で話題になりやすいです。

➃ どういうケースが「リスペクト」「オマージュ」評価でどういうケースが「パクり」評価になるの?

このように、ほぼ同じメロディーだなと感じる楽曲であっても、最終的な評価が名曲で落ち着いているものもあれば、「パクリ」のレッテルを貼られ、姿を消してしまったものもあります。ではどういった特徴の作品がそれぞれ分類されやすいのでしょうか?

オマージュ、たまたま似ていた、リスペクトと評価されるケース
  1. ありふれたコードなど:無数にある曲の中では被ることもあるよね
  2. アーティストが影響を公言している:大好きなんだから仕方ない
  3. アーティストが日本国内で原作より有名:ファン層が厚いため、守ってくれます。
パクリとされる条件
  1. 意図的な模倣:元ネタを隠そうという意図を感じる、虎の威を借りている
  2. 新しい価値を提供していない:ほんとにそのまま。
  3. 原作が有名すぎる:原作のファン層が厚いため、たたかれる

    私はこういう考えに達しました。皆さんはどう思いますか?
    しかし、結局のところ、明確にお互いが合意して許可を取ったり、逆に訴訟などの問題が起きていなければ、「グレーゾーン(疑わしきは罰せず)」であると言えるでしょう。

最後に:あなたはどう思う?

今回は「B’zのBAD COMMUNICATION」や「あいみょんのマリーゴールド」を例に、パクリ論争を考えてみました。話はそれますが、「銀魂」の「ドラゴンボールパロディ」大好きなんですよね。「同じ集英社だし、当然許可も取っている」はず(笑)音楽、アート、漫画において「パクリ」と「オマージュ」の境界線は曖昧です。ぜひ、あなたの意見をコメントで教えてください!

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