
円安、物価高、賃金の低迷…失われていく日本の誇り
日本は長らく「おもてなしの国」として世界に知られてきました。その象徴的な価値観は、訪れる外国人や国内消費者に対する誠実さと高品質の提供です。しかし、円安、物価高、賃金の低迷が続く中で、その強みが失われつつあります。
昨今の日本では、「お金のために何でもする」という短期的な視点が目立ち始め、多くの人がこれまでの誇りや矜持を置き去りにしているように見えます。日本が再び「誇れる国」になるためにはどうしたらいいのでしょうか。賛否が分かれる意見ですので、書くまで私の考えとしてご覧ください。
インバウン丼に見る日本の変化
観光業界では、外国人観光客を対象に不当に高い価格を設定する”外国人価格”が問題視されています。例えば、外国人が日本の飲食店を訪れた際、地元の人向けの価格よりも高い料金を請求されるケースが増えているとの声があります。
確かに、多くの国で観光客価格が存在することは事実ですが、日本はこれまで「公平で誠実な対応」によって高い信頼を築いてきました。そのため、こうした行為が日本のブランドイメージに与える影響は甚大です。特に、リピーターの減少や観光業界全体への不信感を招く可能性が懸念されます。メニューに明記されていない「追加料金」を請求されたという外国人観光客のSNS投稿が炎上した案件は頻繁に起こっているそうです。このような行為が積み重なると、「日本は誠実な国」という評価が崩れ去る危険性があります。
ネットを見たら、「外国人価格なんて海外旅行行ったらどこでもやっている」「裕福な外人からお金を取るのは当たり前」といった意見がとても多いことに驚かされます。あなたはどう考えますか?
消費者への裏切り:「お、値段以上」を提供する価値観の希薄化
観光業界だけでなく、国内消費者もまた、近年の日本企業の姿勢に疑問を抱いています。典型的な例として挙げられるのが、大手コンビニエンスストアや食品メーカーによる「サイレント改悪」です。
例えば、セブンイレブンの弁当やデザートで発覚した「上げ底」問題や、キットカットのサイズが2/3に縮小される一方で価格は据え置き、さらにはカントリーマアムの品質低下などが挙げられます。カントリーマアムなんて最近はしっとり感皆無のただのクッキーですからね。これらの行為は、消費者の信頼を著しく損ねています。(自社の製品に自信をもって)高値にするならまだしも、消費者に叩かれたくない一心で、低品質の物を作り続けています。実感として、ここ2年でほとんどの食品関連が1.5倍以上に値上がりし、品質も低下していると感じているのではないでしょうか。
「いいものを作ろう」ではなく、「低品質とばれないような工夫をしよう」というのが日本の企業ポリシーのスタンダードになってきているのは本当に悲しいですよね。もちろん簡単な問題でないことはわかっています。企業側も安く提供して倒産してしまっては元も子もないことですから。これまで、日本は「安くて良いものが手に入る国」として国内外で評価されてきました。しかし、こうした改悪が続くと、日本の誇りであった「高品質」という価値観が失われ、結果的に「メイドインジャパン」の国際市場競争力の低下を招く可能性があります。
技術力で困難を解決してきた日本の伝統
日本はこれまで、困難を乗り越える際にその技術力を駆使してきた歴史があります。
例えば、1960年代からの高度経済成長期には、自動車産業や家電産業が技術革新を進め、世界市場での地位を確立しました。トヨタの「カイゼン」活動はその象徴的な事例であり、限られた資源の中で生産性と品質を向上させるモデルとして世界的に認知されています。
また、近年では、東日本大震災後の復興においても、日本企業は技術力を活かした省エネ住宅や耐震技術を開発し、社会的課題の解決に寄与してきました。これらの取り組みは、単なる短期的な利益追求ではなく、持続可能性を意識した日本の「知恵」とも言えます。
社会状況に合わせた工夫と知恵で新たな価値を生み出すことが強みだった日本が、「低品質化」「値上げ」の2点だけで乗り越えようとする現状は悲しいですよね。物価高、低賃金、円安、政治不信などの日本をめぐる重苦しい空気をどういった知恵と工夫で乗り切ればいいと思いますか?
あなたはどう考える?
これまでの日本人の価値観がおおきくかわりつつある現代を、どのように進むべきだと思いますか?ぜひコメントで教えてください。
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