なぜリボ払いをするべきではないのか?

1. リボ払いの仕組み

リボ払いは、毎月の返済額を一定額または最低限の額に設定することができるクレジットカードの支払い方法です。返済額には利息が含まれ、利息は残高に応じて発生します。このため、少額の返済で長期間にわたり利息が発生するリスクがあります。

2. 高い利息負担

リボ払いの大きなデメリットは利息の負担です。一般的にリボ払いの年利は12%〜18%程度とされ、これは普通の一括払いや分割払いと比べても高い数字です。例として、10万円の商品をリボ払いで購入し、年利15%で返済する場合、1年後には15,000円の利息が発生します。

3. 元本への返済が遅れる

リボ払いの場合、毎月の返済額が小さく、その中に利息が含まれるため、実際に元本に充当される額は少なくなります。その結果、元本の返済が進まず、延々と返済を続ける必要が出てきます。これは、金利の効果で総返済額が増大することを意味します。

4. 借金の感覚が薄れる

毎月の返済額が少額であるため、リボ払いを利用すると借金の感覚が薄れることがあります。その結果、支出をコントロールする意識が低下し、無計画な支出を増やしてしまうリスクがあります。

5. 返済計画の立てにくさ

リボ払いは返済額が一定であるため、具体的な返済計画を立てにくいという特徴があります。一方、分割払いの場合は、返済期間や額が最初から決まっているため、計画的な返済が可能です。

6. 継続的な借入のリスク

リボ払いの特性上、継続的に返済を行いながらさらに新たな購入をリボ払いで行うと、借金の総額が雪だるま式に増加していくリスクがあります。これにより、経済的な負担が増大する可能性が高まります。

7. 信用情報への影響

リボ払いの返済を滞納すると、信用情報機関に登録される可能性があります。これにより、将来のローンやクレジットカードの取得が難しくなるリスクが生じます。

まとめ

リボ払いは、一時的なキャッシュフローの調整や小額の支出には便利な支払い方法ですが、上記のリスクを理解し、適切に利用することが重要です。高い利息、元本への返済の遅れ、借金感覚の薄れなどのデメリットをしっかりと理解し、計画的な返済を心掛けることで、経済的な負担を軽減することができます。

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